国の税収　17年ぶり高水準の見込｜公認会計士・税理士　伊藤暢朗会計事務所

　2014年度の国の一般会計税収が当初の想定から1兆円上振れし、51兆円台半ばに達する見込みです。
　税収の上振れに寄与するのは、賃上げによる所得税収や企業業績の改善による法人税収が堅調なためのようです。
　ただ、4月の消費増税による影響を除けばほぼ2013年度並み（47兆円）にとどまると同時に、7-9月期の国内総生産（GDP）速報値が2四半期連続マイナス成長となっており、さらに2015年10月に予定していた消費税率10%への再増税先送りで、財政再建への寄与は限定的であると思われます。